自己破産方法.com｜仕方・流れ・期間を知って賢く借金解決

債務整理は借金の負担を減らすことができる一方、様々なデメリットも生じます。

まず、自己破産は財産のほぼ全てを、個人再生では減額された債務と同額より大きい財産を手放す必要があります。
住宅や車を手放す必要がある場合、生活環境が大きく変わってしまう可能性があります。

また、債務整理のうち、自己破産と個人再生はあなたの住所氏名が官報に載ってしまいます。
官報を隅々まで読んでいる一般の人はいないので、必ず周囲の人に知られるということはありませんが、債務整理をした事実が漏れてしまう可能性があります。
また、自己破産（個人再生も住宅ローンがない場合は）では持ち家が競売にかけられてしまうので、競売情報によってあなたが住宅を失ったということが他の人にも知られてしまいます。

特定調停や任意整理に上のようなデメリットはありませんが、こちらは交渉によって債権者に債務の減額を求めるという性質のものですから、それに応じたデメリットがあります。
債務の削減に法的な強制力がない手続きですので、債権者が同意しなければそれまでだということです。
特定調停や任意整理を成功させるには、交渉に当たる者に専門の知識やネゴシエーションのスキルが必要です。
よって、弁護士の中でも債務整理が専門で有能な人を探さなければいけないというのが、この2つの方法のデメリットだといえるでしょう。